自社サイトにAIチャットボットを埋め込む方法【無料ツール比較・設置手順】

自社サイトにAIチャットボットを埋め込む方法【無料ツール比較・設置手順】

自社サイトにAIチャットボットを埋め込むだけなら、Chatbaseなどのノーコードツールを使えば無料でも最短15分ほどで設置できます。手順は「アカウント作成→サイトのURLやFAQを学習データとして読み込み→発行された埋め込みコードをコピー→サイトのHTMLに貼り付け」の4ステップです。ただし無料プランは月間の回答数やデータ容量に制限があり、問い合わせ対応として本格運用するには有料化かカスタム開発が必要になるケースがほとんどです。

この記事では、代表的な無料・有料ツールの比較、WordPressでの具体的な貼り付け位置、そして無料枠でつまずきやすいポイントまで、Web制作会社の実務目線でまとめました。

この記事が向いている人・向いていない人

  • 向く人: まずは無料で試してAIチャットボットの効果を検証したい方、自社サイトにFAQ対応を自動化したい中小企業・個人事業主の方
  • 向く人: WordPressサイトへの埋め込み位置や設定手順を具体的に知りたい方
  • 向かない人: 予約連携や顧客管理システムとの連携など、複雑な業務フローを自動化したい方(この場合はノーコードツールの限界を超えるため、カスタム開発の検討が必要です)
目次

AIチャットボットを自社サイトに埋め込むにはどうすればいい?

自社サイトへのAIチャットボット埋め込みは、ノーコードツールを使えば以下の4ステップで完了します。専門知識がなくても、コピー&ペーストの作業が中心です。

  1. ツールに登録しアカウントを作成する: Chatbase・Dify・Coze等の公式サイトでメールアドレスまたはGoogleアカウントを使い無料登録する
  2. 学習データを読み込ませる: 自社サイトのURL、PDFのマニュアル、よくある質問(FAQ)のテキストなどをアップロードし、チャットボットに学習させる
  3. 埋め込みコード(スクリプトまたはiframe)を発行する: 管理画面の「Embed」「公開」等のメニューから、サイト専用の埋め込みタグを発行する
  4. 自社サイトのHTMLに貼り付ける: 発行されたコードを、WordPressなら「フッター」領域に、静的サイトならタグの直前に挿入する

この中で最もつまずきやすいのが4番目の「サイトへの貼り付け」です。次の章で具体的な手順を解説します。

WordPressにAIチャットボットを埋め込む方法は?

WordPressの場合、テーマファイルを直接編集せず「Insert Headers and Footers」のようなプラグインを使うのが安全です。管理画面から数クリックで埋め込みコードを追加できます。

具体的な手順は次の通りです。

  1. WordPress管理画面の「プラグイン」→「新規追加」で「WPCode」または「Insert Headers and Footers」を検索してインストール・有効化する
  2. プラグインの設定画面を開き、「フッター」枠にチャットボットの埋め込みコードを貼り付ける
  3. 保存後、サイトのフロント画面をブラウザで開いてチャットウィジェットが表示されるか確認する

フッター(タグの直前)に貼るのは、ページの表示速度を優先するためです。ヘッダー(内)に埋め込むと、チャットボットの読み込みが完了するまでページ全体の表示が遅れることがあります。

固定ページ単位で表示・非表示を切り替えたい場合は「Header Footer Code Manager」のように投稿・固定ページごとに挿入先を指定できるプラグインを使うと管理しやすくなります。functions.phpへの直接記述は、テーマ更新時にコードが消える・エラーでサイトが真っ白になるリスクがあるため、通常はプラグイン経由をおすすめします。

無料で使えるAIチャットボットツールはどれがいい?

主要ツールの無料プランは、いずれも「試してみる」段階向けで、月間の回答数(メッセージ数)と学習データ容量に上限があります。契約前に必ず公式サイトの最新料金ページで確認してください(料金・仕様は変更されることがあります)。

ツール名無料プランの主な制限最安有料プランの目安参照日
Chatbase月50メッセージクレジット、1エージェントあたり400KB、1メンバー、14日間操作がないとエージェントが削除されるHobbyプラン 月額$32〜(年払い時20%割引)2026-07-04時点
Dify月200メッセージクレジット、ナレッジベース50文書・50MBまで、チームメンバー1人、ログ保存30日Professionalプラン 月額$59〜2026-07-04時点

出典:Chatbase公式料金ページ)、Dify公式料金ページ

この比較から分かる通り、Chatbaseは少人数・小規模サイトの試用に向き、Difyはナレッジベースの容量が大きい分、複数アプリを運用したい人向けの設計です。どちらも無料枠だけで月間数百件規模の問い合わせ対応をまかなうのは現実的ではありません。

無料プランでよくあるつまずきとは?

無料ツールを試したお客様から実際によく相談されるのが、次の3つです。

  • メッセージ数の上限に月内で到達してしまう: 例えばChatbaseの無料枠は月50メッセージクレジットのため、1日2〜3件の問い合わせがあるサイトでは月の半ばで応答が止まることがあります
  • 14日間放置すると自動削除される: Chatbaseの無料プランは14日間チャットボットへの操作がないと自動的に削除されるため、繁忙期以外は使わない季節性のサイトでは設定し直しが必要になります
  • 回答精度が学習データの質に左右される: サイト内のテキストをそのまま読み込ませただけでは、表記ゆれや古い情報にも「自信満々に」回答してしまうことがあり、定期的なデータの見直しが欠かせません

正直なところ、無料枠は「AIチャットボットが自社の問い合わせ対応に合うかどうかを見極めるお試し期間」と捉えるのが現実的です。本格運用するなら、有料プランへの切り替えか、次章で触れるカスタム開発を検討することになります。

個人情報を扱う場合に注意すべきこと

チャットボットに氏名・電話番号・メールアドレスなど個人情報の入力を求める設計にする場合は、次の点を確認してください。

  • 入力されたデータがどの国のサーバーに保存されるか(海外製ツールは保存先が国外になることが多く、個人情報保護方針への記載が必要です)
  • チャットボットの学習データに、顧客の個人情報や非公開の社内情報を含めていないか
  • プライバシーポリシーに「チャットボット経由で取得する情報の利用目的」を明記しているか

無料ツールの多くはこうした点への配慮が管理画面の設定だけでは完結しないため、個人情報を扱う予約・問い合わせフォームと連携させたい場合は、社内規程や法務の確認と合わせて設計するのが安全です。

ノーコードで十分な場合とプロに任せるべき場合、どう見分ける?

ノーコードツールとカスタム開発、どちらを選ぶべきかは次の3つの軸で判断できます。

  • 問い合わせ件数が少なく、FAQ的な一問一答で完結するなら: ノーコードツールの無料〜有料プランで十分です
  • 予約システムや顧客管理(CRM)と連携させたい、複数サイト・多言語で運用したいなら: ノーコードツールの標準機能では対応しきれないことが多く、カスタム開発が必要になります
  • 社内の非公開データを安全に学習させたい、セキュリティ要件が厳しいなら: 汎用ツールの設定だけでリスクを管理しきるのは難しく、要件に合わせた設計が必要です

「まずは無料ツールで試して、手応えを感じたら本格導入を考えたい」という進め方は現実的な選択です。ただし、問い合わせ対応をチャットボットに任せて成果を出すには、学習データの設計や既存システムとの連携部分に手間がかかるのも事実です。この部分は制作会社に相談したほうが早く形になることもあります。

自社サイトへの設置代行・カスタム開発はWebloomにご相談ください

Webloomでは、ホームページ制作とあわせてAIチャットボットの設置代行、予約・問い合わせフォームと連携したカスタム開発を承っています。「無料ツールを試したけれど自社の運用に合わなかった」「WordPressへの埋め込みでエラーが出た」といったご相談もお気軽にどうぞ。制作費0円・月額9,900円〜のプランなら、チャットボット導入も含めた集客導線の見直しをまるごとご相談いただけます。

よくある質問

Q1. AIチャットボットは本当に無料で自社サイトに埋め込めますか? はい、ChatbaseやDifyなどのツールは無料プランでも埋め込み自体は可能です。ただしChatbaseの無料プランは月50メッセージクレジット、Difyは月200メッセージクレジットまでという上限があるため、問い合わせ件数が多いサイトでは早い段階で上限に達することがあります(2026年7月時点、各社公式サイトで要確認)。

Q2. プログラミング知識がなくても設置できますか? 基本的な設置はノーコードで完結します。管理画面で発行された埋め込みコードをコピーし、WordPressなら「Insert Headers and Footers」のようなプラグインの入力欄に貼り付けるだけです。ただしテーマファイルを直接編集する場合はHTML・PHPの基礎知識があったほうが安全です。

Q3. WordPressのどこにコードを貼ればいいですか? 表示速度への影響を抑えるため、タグの直前、つまり「フッター」領域に貼るのが基本です。プラグインの設定画面に「フッター」という入力欄があれば、そこに埋め込みコードを貼り付けてください。

Q4. 無料ツールと有料ツール、どちらから始めるべきですか? まず無料プランで自社サイトとの相性やお客様の反応を確認し、月間の問い合わせ件数や必要な機能が見えてきた段階で有料プランやカスタム開発を検討する進め方をおすすめします。無料のまま本格運用しようとすると、メッセージ数上限や自動削除の制約に途中でつまずきやすいためです。

Q5. チャットボットを設置しても問い合わせが増えない場合はどうすればいいですか? チャットボットを設置しただけでは効果が出にくいケースも珍しくありません。表示位置やファーストビューでの見え方、質問への回答精度、フォーム誘導までの導線設計を見直す必要があります。Webloomでは設置後の効果検証まで含めたご相談を受け付けています。

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